内視鏡検査について

こんな方や症状に心当たりありませんか??

●のどのつかえ感や胸焼けのある方

●みぞおちや上腹部の痛み

●もたれる感じ

●ゲップが多い方

●検診で異常を指摘された方

●タバコを吸われる方

●アルコールをよく飲む方

●体重が急に減ってきた方

●貧血を指摘された方

●痛み止めをよく飲む方

●黒い便が出る

●便検査で陽性が出た

●便秘がひどい

●便が細くなった

●下痢と便秘を繰り返す

●お尻から出血がある

●以前に大腸ポリープが見つかったことがある等々

上記の症状が該当される方は内視鏡検査を早めに受けましょう。

内視鏡検査を受けることで消化器疾患の診断や治療ができ、胃がんの早期発見・予防に繋がります。

内視鏡検査について

当院では、苦痛を抑えて楽に受けられるカメラ検査によって胃癌をはじめとする消化器疾患の予防や早期発見・治療を行っております。症状が特にない方も、定期的に検査を受けることをお勧めしています。

苦痛を抑えた検査とは・・・

当院では、患者さんが眠っているような状態で検査を受けられる、苦痛や痛みを抑えた胃カメラ検査を行っています。検査中は、鎮静剤を使用してほぼ眠っている状態になるため、検査時の不安や恐怖、苦痛を感じることなく、目覚めた時には検査が終わっています。 検査にかかる時間も、およそ510分程度と短時間のうちに終了します。

検査中に苦痛がなくリラックスした状態なので、色素法や特殊光観察などの10秒弱程度ですが時間がかかる検査も、しっかりと丁寧に行うことができます。そのため、ミリ単位の小さな病変も、見逃しがなく発見することができ、同時に大切な組織検査も的確にできます。

鎮静剤の使用の注意点【重要】

検査後は車の運転ができません。鎮静剤を使用する当日の車の運転は控えて頂きます。

鎮静剤も薬剤であるため、統計的にある一定の頻度で副作用の報告があります。血圧や呼吸の一次的な低下や、アレルギー反応などです。他院で鎮静剤を使用しても苦しかったという方もお気軽にご相談下さい。


👆上部消化管内視鏡検査を受けられる方へ👆

主に食道、胃、十二指腸を調べる検査です。

検査当日の朝食は摂らずに来院してください。
検査前に、口からの検査の場合、喉(のど)に麻酔ゼリーを含んでもらい喉の麻酔をします。
鼻からの検査の場合、鼻腔にスプレー噴射と麻酔ゼリーを入れた後、細い管を入れて鼻腔を広げておきます。
検査は10分程度で終わります。
腫瘍などが無いかどうかを観察し、もし病変があったら、組織をとってさらに詳しい検査を行うことがあります。
また、至急に止血を要する病変が見つかった場合には、その場で内視鏡による止血術を追加することもあります。
鎮静法で検査した場合はお薬の影響が無くなるまで、院内で休憩して頂きます。
検査後は、麻酔が1時間程度で切れますので、その後は普通に食事を摂ることができます。

経口内視鏡検査のおおよその流れ

【検査中の注意点】

検査中に生検(詳細な検査をするために、胃や腸の粘膜からごく小さい組織片を摘まみ出すこと)をしたり、色素液をまいたりすることがあります。これは炎症の程度や悪性度をみるためです。痛みなどは伴いませんので、指示に従ってください。


【検査後の注意点】

咽頭麻酔が切れるまで、検査終了後1時間は飲食を控えてください。
検査(組織)を行った方は、検査後23日は、アルコールや香辛料などの刺激物は控え、消化の良いものを召し上がるようにしてください。
胃カメラ時に胃に空気を入れて膨らませるため、検査後はお腹が張りますが、次第に楽になります。

経鼻内視鏡検査のおおその流れ

経鼻内視鏡検査のおおその流れ

①上着を脱ぎ、ゆったりとした格好になります。

②消泡剤を飲み、咽頭麻酔(ゼリー)をします。

③左側を下にしてベッドに横になり、検査が始まります。

④口から胃カメラを挿入していきます。

⑤食道、胃、十二指腸を観察します。

①上着を脱ぎ、ゆったりとした格好になります。

②消泡剤を飲みます。

③両方の鼻腔に局所血管収縮薬を噴霧します。

※鼻腔粘膜からの出血をしにくくするとともに鼻の通りを良くするためです。

④鼻腔に麻酔薬を注入して、局所麻酔を行います。

⑤麻酔薬(ゼリー)を塗ったチューブを挿入し、5分間ほど留置します。

※鼻腔の痛みを抑え、胃カメラの通過を滑らかにするためです。

⑥左側を下にしてベッドに横になり、検査が始まります。

⑦鼻から内視鏡を挿入していきます。

⑧食道、胃、十二指腸を観察します。


【検査中の注意点】

検査中に生検(詳細な検査をするために、胃や腸の粘膜からごく小さい組織片を摘まみ出すこと)をしたり、色素液をまいたりすることがあります。これは炎症の程度や悪性度をみるためです。痛みなどは伴いませんので、指示に従ってください。


【検査後の注意点】

麻酔が切れるまで、検査終了後1時間は飲食を控えてください。

検査後、鼻を強くかまないでください。

検査(組織)を行った方は、検査後23日は、アルコールや香辛料などの刺激物は控え、消化の良いものを召し上がるようにしてください。

胃カメラ時に胃に空気を入れて膨らませるため、検査後はお腹が張りますが、次第に楽になります。


👇下部消化管内視鏡検査を受けられる方へ👇                                ※健康診断では対象外です

主に大腸を調べる検査です。
大腸にある便を無くしてからの検査になりますので、検査当日は排便を促して大腸を洗浄する特殊な前処置液を、一定の時間おきに飲んで検査の準備をして頂きます。
腫瘍などが無いかどうかを観察し、もし病変があったら、組織をとってさらに詳しい検査を行うことがあります。
外来で治療が可能なポリープが発見された場合は、その場で治療することもできますので、ご希望の場合は予め担当の外来医師とご相談下さい。
また、至急に止血を要する病変が見つかった場合には、その場で内視鏡による止血術を追加することもあります。
検査後は普通に食事を摂ることができますが、ポリープをとった場合には食事や運動などに注意事項がありますので、説明を受けて下さい。

検査前日

①繊維質の多い食品、種子の多い食品、消化に悪い食品は、検査2日前から控えるようにしてください。

②夕食は20時頃までに、消化の良いものを軽めに摂り、翌日の検査のために早めに就寝してください。

検査当日

①検査が終わるまで、飲食禁止です。

②服薬は指示に従って下さい(糖尿病薬は禁止)

③タバコは吸わないでください。

④鎮静剤の投与を希望される方は自動車やバイク、自転車などを自分で運転してのご来院は控えてください。

下部内視鏡検査のおおよその流れ

検査前

大腸(消化管)をきれいにするために、下剤2リットルほどを数回に分けて飲んでいただきます。
※午前中に下剤2リットル飲み(自宅でも対応可)午後に病院で検査を実施します。
※前日から下剤を飲む場合もあります。

検査

①ご希望の方には鎮静剤を投与します。
②左側を下にしてベッドに横になり、検査が始まります。
※検査の前に腸の動きを抑える注射をすることがあります。
③肛門から内視鏡を挿入します。
④医師がモニターに映る腸の内部を、隅々まで観察します。
⑤数十分ほどで検査は終了します。

検査後

①検査が終わったら横になって休んでいただきます(鎮静剤使用の場合)
②ポリープ切除などの治療をしなかった場合、飲食は1時間後から可能です。
③検査終了後、気になる症状がある場合は、すぐに医師にご相談ください。

検査後、検査結果説明があります。

ポリープをとった場合は、後日外来で結果説明。

検査の注意点

検査中に生検をしたり、希望があればポリープを切除することがあります。ポリープを切除した場合は、その後の生活について注意事項を看護師から説明します。

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